パソコンで動作確認したフォームを、お客様が使えるWebサーバーへ移します。アップロードとは、手元のファイルをサーバーへコピーすることです。
このページのゴール 自分のドメインのHTTPSのURLでフォームを開き、通知と自動返信を受信できること。
1. サーバーが対応しているか確認する
サーバー会社の管理画面・公式マニュアルで、PHPの利用条件を確認します。分からない場合は、次の内容を問い合わせると伝わりやすくなります。
PHPのメールフォームを設置したいです。
PHP 8.1以上、mbstring・fileinfo・セッションを利用できますか?
PHPが書き込める一時保存先はありますか?
外部SMTPへの接続は可能ですか?
TLS接続のためのOpenSSLは利用できますか?
また、このドメインの公開フォルダとHTTPSの設定方法を教えてください。
送信に使うSMTPサーバー名とポートも、問い合わせ時に添えると確認しやすくなります。パスワードを送る必要はありません。製品の最低条件と、PHP自体のサポート期間は別なので、サーバー会社が現在サポートするPHPを選んでテストします。
2. アップロード先を確認する
サーバーの「公開フォルダ」は、Webサイトとして表示するファイルを置く場所です。public_html、www、htdocs
など、名前はサーバーによって異なります。
既存サイトのトップページがある場所を確認し、その中に
contact フォルダを作る例で進めます。既存の
contact がある場合は、上書き前にバックアップと中身を確認してください。
公開フォルダ/
├─ index.html サイトのトップページ
├─ assets/ サイトの画像・CSSなど
└─ contact/
├─ index-contact.php フォームの入力ページ
├─ form/ 中身を含めて配置
└─ PHPMailer/ 中身を含めて配置
3. 必要なファイルを送る
サーバー会社のファイルマネージャー、または案内された転送ソフトでアップロードします。SFTPなどの接続方法・ホスト名・接続先は、サーバー会社の案内に従います。
初回はフォーム本体の form/ と
PHPMailer/
を中身ごと送り、使用する入力PHPと自分が追加した画像・CSS・JSをそろえます。各フォルダの位置関係はローカル環境と同じにします。
form/php/config/config.php
も送信処理に必要です。PHPが動くことを確認したサーバーへ置き、設定を本番の送信元・受信先に合わせます。サンプルのプライバシー文言・リンク・見出しも公開前に置き換えます。
開発用の
tests/、ローカル作業用ZIP、バックアップ、XAMPP本体はアップロード不要です。使わない入力見本も公開対象から外せますが、フォームが読み込む共通ファイルは残してください。
4. HTTPSのURLで開く
例の構成であれば、URLは次のようになります。
https://example.com/contact/index-contact.php
example.com は説明用です。自分のドメインに読み替えます。公開フォルダの名前
public_html などをURLへ含めません。
index-contact.php は、フォルダURLの
/contact/
だけで自動表示されるとは限りません。まずはファイル名まで付けて確認し、サイトのボタンやメニューにもこのURLを設定します。
HTTPSの証明書エラーが出る場合は、サーバー管理画面で証明書・ドメイン設定を確認します。
5. 公開環境でも送信を試す
ローカル環境で動いても、公開サーバーではPHP設定やSMTPの接続条件が異なります。
- 公開URLで入力・確認・修正を試します。
- テストと分かる内容を、自分が管理するアドレスで1件送ります。
- 運営者通知と自動返信を受信します。
- スマートフォンでも公開URLから操作します。
- サイトのメニューからフォームへ移動できるか確認します。
スマートフォンで
localhost
を開いても、パソコンのフォームにはつながりません。ここでは公開ドメインのURLを使います。
ここまでできたらOK 公開URLから2通のメールを確認できました。公開前チェックリストで仕上げを確認し、納品・引き継ぎへ進みましょう。